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バーンアウト(燃え尽き)症候群、これで3回目です。
自律神経の乱れや抑うつ気分から「非定型うつ病かな?」とも思ったのですが、調べてみるとバーンアウト(燃え尽き)症候群の方が当てはまりました。
2〜3年で周期的に燃え尽きるので、自覚症状やうつ病との違い、予防と改善策などを備忘録としてまとめておきます。
《私ってこんな人》
- 強度HSP、日常的に不安を抱きやすい
- 障がい者支援施設で働く社会福祉士
- 結婚8年目、2児の父
バーンアウト(燃え尽き)症候群とは
「バーンアウト(燃え尽き)症候群」とは文字通り、心身のエネルギーを失い無気力に陥ってしまった状態です。
例えば、以下のような状況で陥りやすいといわれています。
- 仕事で力の限りを尽くしたものの、望んだ成果を得られなかったとき。
- 子育てや介護を行っていて、それらが自分の手から離れたとき。
また、代表的な症状も挙げておきます。
《バーンアウト(燃え尽き)症候群の症状》
- 無気力
- 気持ちの落ち込み(抑うつ)
- 不眠
- 食欲不振
- 腰痛・肩こりなどの身体症状
バーンアウト(燃え尽き)症候群は、真面目で頑張り屋な人ほど、また介護・福祉・医療職など対人サービスの仕事をしている人ほど発症しやすいといわれています。
バーンアウト(燃え尽き)症候群とうつ病との違い
バーンアウト(燃え尽き)症候群は、うつ病と症状がよく似ています。
前述した「抑うつ」・「不眠」・「身体症状」などはうつ病とも共通。
また「非定型うつ病」の場合は人によって症状の差が大きく、「夕方から落ち込みが強くなる」、「良いことがあったときは元気」など、従来のうつ病とは違う傾向が見られる点も特徴です。

私も最初は「非定型うつ病」かと思いました。
バーンアウト(燃え尽き)症候群と(非定型)うつ病との違いを見分けるポイントは、大きく2点あります。
- ひときわ強い感情は何か
- 怒りの対象は誰か
それぞれ、自身の状況と合わせて見ていきます。
ひときわ強い感情は何か
バーンアウト(燃え尽き)症候群は、「活動への強い不安感」や「絶望感」・「喪失感」を強く感じる点が特徴です。
私の場合は、仕事や私生活の忙しさから「いつまでこの状況が続くんだろう」、「これになんの意味があるんだろう」と蓄積していった心身の疲労が、バーンアウト(燃え尽き)を発症させました。
対してうつ病は「一貫した気分の落ち込み」、「自責・自罰的な思考」が特徴です。
怒りの対象は誰か
バーンアウト(燃え尽き)症候群は、怒りの対象が周囲の人々に向く点も、うつ病と違うところです。
私もバーンアウト(燃え尽き)に陥り、周囲に対してイライラしやすくなったのを感じています。
一方、うつ病は前述の通り、「自責・自罰的な思考」を特徴とします。
「自分はダメなやつだ」、「私が全部悪いんだ」など、怒りの矛先が自分自身に向くのです(身内のうつ病発症時もそうでした)。
バーンアウト尺度
自分が「バーンアウト(燃え尽き)症候群かな?」と思ったら、Webで簡単な尺度測定ができます。
設問内容はすべて仕事に関するものですが、読み換えれば家庭生活に当てはめて答えることもできるでしょう。
下記3つの観点から、自分が今どのような状態にあるかを調べられます。
- 情緒的消耗感
- 脱人格化
- 個人的達成感の低下
「脱人格化」とは、「他人に対する非人間的な対応」と説明されています。
バーンアウト(燃え尽き)は情緒的なエネルギーを使い果たした状態なので、さらなる消耗を抑えるために自ら他人との距離を置いて、やり取りを客観視しようとするそうです。

現状、私も「とにかく人と関わりたくない」という
思いが強いです。
バーンアウト(燃え尽き)症候群の予防と改善策
バーンアウト(燃え尽き)症候群の、予防と改善策をまとめておきます。
予防方法
バーンアウト(燃え尽き)症候群を予防するには、原因となるストレスを解消していくのが最も有効です。
一般的には、下記の方法が有効だとされています。
- 睡眠
- 適度な運動
- 深呼吸
- マインドフルネス
- 複数のことに取り組む
物ごとに熱中しすぎた結果が燃え尽きなので、「複数のことに取り組む」は理に適っていますね。
燃え尽き状態に陥ってしまうと何を考えるのも億劫なので、健康なうちにリフレッシュの仕方を模索してコツコツ継続していきましょう。

「転ばぬ先の杖」が大切です。
転ぶときは転びますけど。
改善策
バーンアウト(燃え尽き)の状態に陥ってしまったら、とにかく無理しないことです。
まずは「自分が燃え尽き状態にある」という事実を受け入れましょう。
私も前回の発症時に、医師から指摘されて「燃え尽き」状態にあると気付きました。
おすすめの本も紹介してもらって、その後は時間の経過とともに症状も改善していきましたね。

使い果たしたエネルギーが回復するのには、
時間が必要なのです。
ただし抑うつや不眠といった症状も現れるので、ただ待つのではなくカウンセリングや心療内科の受診など、専門家への相談・治療をおすすめしますよ。
まとめ
2年ぶりに燃え尽きたので、バーンアウト(燃え尽き)症候群についてまとめました。
HSP気質を自覚してから、燃え尽きないように取り組んできたのですけれどねー。
HSPはバーンアウトしやすいです。
気質の特性から気疲れしやすく、エネルギーの消耗が激しい。
さらに「真面目で頑張り屋」な性格になりやすい傾向もあるため、バーンアウト(燃え尽き)症候群に陥りやすいと感じています。
不眠や心身の不調はさらなる悪循環を生み、燃え尽きからうつ病などに発展するリスクもあります。専門家とのつながりは早い段階で持っておきましょうね。
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