「HSP」との出会いは、私を人生の窮地から救ってくれました。
1年前、私生活のトラブルから人生に絶望を感じていた自分。
自分なりに精一杯やっていたつもりだったのに、起きてしまったすれ違い。
このままではまた同じことの繰り返しだと、解決策を模索しているうちに辿り着いたのが「HSP」気質です。
HSPアドバイザーのRyotaさんを知ったのは、HSPを知ったのと同時期でした。
そして私が自分のために生きられるようになったのも、Ryotaさんの存在に勇気付けられたからに他なりません。
今回はRyotaさんの著書『まわりに気を使いすぎなあなたが 自分のために生きられる本』を紹介します。
「HSP」との出会い
私が「HSP(Highly Sensitive Person)」という概念に出会ったのは、1年前。
私生活でのトラブルから「他人のために生きる人生」に疑問を感じ、自分の人生と向き合うことを余儀なくされていた最中でした。
Ryotaさんを知ったのも、そのときです。
強度HSPである自身の経験を通して、HSPアドバイザーとして活躍するRyotaさん。
ブレない哲学・信念をもって配信を続けるRyotaさんを見て、「私もこの人のように生きたい!」と強く感じました。
You Tubeやブログでも「HSPさん」向けの配信を続けるRyotaさん。
嬉しいことに、2021年5月にRyotaさんの著書がKADOKAWAより発行されました。
『まわりに気を使いすぎなあなたが 自分のために生きられる本』
著者:Ryota
私自身、Ryotaさんのメルマガを購読し始めてすぐに、「この内容をまとめて、残しておきたい」と思った記憶があります。
実際に寄せられた相談をもとに書かれた本の内容は、Ryotaさんの人生観や、「自分らしく生きる」ためのアドバイスがギュッとまとめられています。
今回はその中から、「自分らしさ」を大切にするために覚えておきたい言葉を3点、紹介します。
「あなたのクローゼットは、自分で選んだ服でいっぱいでしょうか。」
あなたのクローゼットは、自分で選んだ服でいっぱいでしょうか。
自分のために生きられているかどうかを気付かせてくれる、Ryotaさんの言葉です。
HSPは対人関係の刺激を避けるために、「自分らしさ」を見失い、他人からの評価を気にする「他人軸」の状態に陥りがちです。
私自身、他人のために生きることが何より正しいのだと思い込んでいました。
しかし「他人のため」とは、結局のところ押し付けでしかないのです。
結果と他人はコントロールできない。だから、他人のための人生は、どこまで行っても虚しいだけなのです。
そして自分のために生きることこそ、自分が後悔せずに済み、大切な人への「押し付け」も防げる生き方だと考えます。
話が逸れましたが、自分が自分らしく生きているかどうかわかる1つの方法が、「クローゼットが自分で選んだ服でいっぱいかどうか」です。
この言葉を聞いたとき、私はハッと気付きました。
自分で選んだ服など、1つも持っていないと。
「お金が無いから」、「親として」、「社会人として」…色々な理由をつけて、「自分らしさ」を自ら捨てる道を歩んでいたと。
そんな人生が、虚しくならないはずがありません。
メルマガやブログでこの言葉を聞いた後に、私も実際に服を買いました。
服とは、自己表現の手段です。
着たい服を着る。そんな当たり前のことすら、抑え込んでしまっていないでしょうか。
自分が「自分らしく」生きているかどうか、Ryotaさんの言葉を思い出してください。
「あなたのクローゼットは、自分で選んだ服でいっぱいでしょうか。」
「自分で選んだ好きなものに囲まれる。」
自分で選んだ好きなものに囲まれる。
これも、自分のために生きられているかがわかる、Ryotaさんの言葉です。
自分の部屋や持ち物を、思い浮かべてみてください。
自分の好きなものに、囲まれていますか?
部屋の中にまで、仕事や他人の意見が入り込んでいませんか?
自分の部屋は、「自分のための空間」です。
気持ちを落ち着けたり、好きなことをしたり、自分だけの、自分のための時間を過ごすための場所。
そこに仕事や、本当は置きたくないものが溢れていたら、気が滅入るのは当然です。
私達HSPは、刺激に対して敏感です。
照明の光、環境音、部屋の匂い、気温、湿度…それら全ては刺激です。刺激には良い刺激も、悪い刺激もあります。
大切なのは、「良い刺激を増やす」、刺激の質をコントロールすることだとRyotaさんは言います。
「本当は置きたくないもの」は、悪い刺激です。それが目に入るだけでネガティブな思考が混じり、心が疲弊していきます。
HSPは自分を抑え込んでしまいがちです。そもそも、多くのHSPは自分を抑え込んでいる自覚すらありません。
自分の部屋くらい、自分の好きなものを置くようにしましょう。
照明を柔らかい色調に変えたり、好きな音楽を流したり、お気に入りのアロマを焚いたり、コントロールできる刺激はたくさんあります。
SNSやニュースなどの情報も、刺激の1つ。リラックスするときはテレビを消して、スマホを触らないのも大切です。
「自分で選んだ好きなものに囲まれる。」
自分のための空間は、自分だけのために。
刺激のコントロールと合わせて、意識すれば「自分のために生きられる」ようになりますよ。
「複数の依存先を持ちましょう」
「依存先」とはネガティブなものではなく、「集中できるもの」「夢中になれるもの」だとRyotaさんは言い換えています。
仕事や人間関係など、「これが無くては生きていけない」と思うほど強い「依存」は、執着を生みます。
一途なのは悪いことではありません。しかし強い依存や執着は、心の余裕を奪います。
失わないように必死になれば、「自分らしい生き方」はできません。相手の負担も強めてしまい、互いに良い結果を生まないのです。
Ryotaさんはそれを防ぐために、次のように伝えます。
HSPさんは、複数の依存先を持ちましょう
副業で収入源を増やす、習い事やオンラインサロンに参加するなど、「いざとなったらこれがある」という状態を作っておけば、心に余裕が生まれます。
依存先を増やすポイントは、「ゆるい関係性」を持つことだともRyotaさんは説明しています。
「行きつけのお店」のように、「行こうと思ったら行けるし、行かないと思ったら行かなくても良い」、そんな関係の場所を複数持てば、対人関係の悩みも軽減しやすくなるのです。
私自身、Ryotaさんのメルマガを通してHSP同士のつながりを意識したり、「いざとなったら」のために精神科とつながっておいたりすることで、不安が和らいでいます。
オープンな場は気軽に利用できる反面、攻撃的な人に出会う確率も低くありません。クローズな場への参加や専門家とのつながりは、多少お金がかかっても有効だと感じますよ。
自分のために生きるには、心の余裕を失わないように「複数の依存先を持ちましょう」。
まとめ
Ryotaさんの本、『まわりに気を使いすぎなあなたが 自分のために生きられる本』をご紹介しました。
まわりに気を使いすぎなHSPが自分のために生きられるように、覚えておきたい言葉は次の3つ。
RyotaさんはYou Tubeやブログ、インスタグラム、スタンドエフエムなど、幅広い媒体で配信を続けています。
また「通過率わずか1%」と言われるラジオ「Voicy」の審査にも通り、2021年6月7日からは『ココヨワラジオ”のんびり”』を開始するなど、今後の活躍にも期待が高まるHSPアドバイザーさんです。
この本に限らず、Ryotaさんの配信内容には「自分の本心に気付くには」「HSPの適職・転職」「HSPを活かす方法」など、HSP向けの役立つ情報がたくさんあります。
「HSP気質を生かして、幸せになる」。
同じHSPとして仲間に寄り添い、前を向いて歩き続けるRyotaさんの姿からは、大きな勇気を与えられます。
まわりに気を使いすぎなあなたが、「自分らしさ」を取り戻し、自分のために生きられるようになりますように。
『まわりに気を使いすぎなあなたが 自分のために生きられる本』
著者:Ryota
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