【一覧】メカニカルキーボード キースイッチ まとめ

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メカニカルキーボード キースイッチ一覧まとめ

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メカニカルキーボードのキースイッチ一覧表を作りました。

 

「メカニカルキーボードって何ぞや」という人以外は、目次から一覧表まで飛んでくださいね。

 

追記:2021年6月20日 「ROCCAT」4種追加
追記:2021年6月27日「Gateron オプティカル」7種、「OUTEMU」5種追加

メカニカルキーボードとは

メカニカルキーボードとは、物理式あるいは光学式のキースイッチを利用したキーボードです。

キースイッチはキーごとに設置されているため、どこかのキーが壊れてもそこだけ修理できるのが特徴

 

先日記事にした「WENRUI RK61」も、赤軸のメカニカルキーボードです。

 

キーボードはスイッチの方式によって、以下の種類に分けられます。

  • メンブレン
  • パンタグラフ
  • メカニカル
  • 静電容量無接点方式

 

キーボードの種類と特徴

メンブレン

メンブレンは、キートップと基盤との間にラバードームがあるタイプのキーボードです。

 

メンブレンキーボードの特徴は以下の通り。

  • 安い
  • 静か
  • ぶにゅんぶにゅん

 

メンブレンのメリットは、コスパに優れて静音性が高い点。有線なら1,000円程度で買えます。

例:ELECOM 有線メンブレンキーボード

 

 

その代わり打鍵感は「ぶにゅんぶにゅん」です。劣化も早く、ラバードームが固くなれば「きにゅきにゅ」になります。

 

メンブレンの「ぶにゅんぶにゅん」については、ガジェット系YouTuberの「とモヤシ」さんをご参照ください。

パンタグラフ

パンタグラフは、キートップを菱形のスイッチで支えているタイプのキーボードです。菱形のパンタグラフ部分は「シザースイッチ」とも呼ばれます。

構造的に、厳密にはパンタグラフもメンブレンの一種。

 

パンタグラフキーボードの特徴は以下の通り。

  • 薄い
  • 静か
  • タッチが軽い

 

パンタグラフはノートPCの内蔵キーボードに採用される構造です。

薄くて、タッチも軽いのが特徴。折りたたみ式のパンタグラフキーボードもあり、持ち運びに適しています。

例:EWIN 折りたたみ式キーボード

 

 

打鍵音も「パチパチ」と割と静か。Bluetoothでタブレットやスマホに接続して、カフェとか出先でちょっと作業したいときなんかにいいですよ。

 

メカニカル

メカニカルキーボードは、個別のキースイッチがキーごとに設置されているキーボードです。

 

キースイッチは「クリッキー」「タクタイル」「リニア」に大別され、種類によって打鍵感や打鍵音が大きく異なるのも特徴

基本的には厚みのあるキーボードですが、「ロープロファイル」と呼ばれる薄型モデルも存在します。

 

代表的なキースイッチは、ドイツCherry社が開発したCherry MX軸。

RazerやLogicoolなどのゲーミングブランドは、独自のキースイッチを開発したりもしています。

 

キースイッチの大まかな分類としては以下3種。

  • クリッキー:「カチッ」としたクリック感あり
  • タクタイル:クリッキーほどではないがクリック感あり
  • リニア:クリック感なし

 

軸ごとのカタログスペックは、後述の表を御覧ください。

 

「盛大にキーボード音を鳴らすことこそ正義!」と思っているなら「クリッキー」をどうぞ。

「打ってる感は欲しい」と思うなら「タクタイル」を、無難にいきたいなら「リニア」を選ぶと良いでしょう

 

静電容量無接点方式

静電容量無接点方式は、物理的な接点が存在しないため、理論上は半永久的に使えるキーボードです。

キーボード沼界のラスボス的存在

 

HHKB」「東プレREALFORCE」「NIZ」が存在し、それぞれの信者が日夜鎬を削り合っています。海外限定だった「レオポルド」も国内流通が見られるようになり、今後どうなっていくことやら。

※「HHKB」「東プレREALFORCE」のリンクは各公式サイトに飛びます。

 

静電容量無接点方式の特徴は以下の通り。

  • 高耐久
  • 値段も高い
  • もはや芸術

 

東プレREALFORCE」の押下圧30gは、静電容量無接点方式、メカニカルすべての中で最軽量。「もはや押してないんじゃないか」と思うレベルでしょう。

HHKB」は押下圧45g、「NIZ」は40gです。「東プレREALFORCE」には45gモデルも存在するし、キーごとに押下圧が違う「変荷重」のモデルもあります。

 

静電容量無接点方式の比較は、ガジェット系YouTuber「なおしま」さんの動画が面白いです。

 

キースイッチ一覧表

メカニカルキーボードのキースイッチを、一覧表にしました。

 

押下圧、アクチュエーションポイント(接点)、ストロークをまとめてあります。個人的な備忘録も兼ねています。

 

方式メーカー名称押下圧接点ストローク分類
メカニカルCherryMX青軸60g2mm4mmクリッキー
メカニカルCherryMX茶軸55g2mm4mmタクタイル
メカニカルCherryMX赤軸45g2mm4mmリニア
メカニカルCherryMX黒軸60g2mm4mmリニア
メカニカルCherryMX銀軸
(Speed silver)
45g1.2mm3.4mmリニア(スピード)
メカニカルCherryMX静音赤軸
(SILENT Red)
45g1.9mm3.7mmリニア
メカニカルCherryMX静音黒軸
(SILENT Black)
60g1.9mm3.7mmリニア
メカニカルCherryLowProfile赤軸45g1.2mm3.2mm低背リニア
メカニカルCherryLowProfile銀軸
(LowProfileスピード軸)
45g1.0mm3.2mm低背リニア
メカニカルCherryVIOLA軸45~75g2.0mm4.0mmリニア
メカニカルGateron青軸60g不明4.0mmクリッキー
メカニカルGateron茶軸55g不明4.0mmタクタイル
メカニカルGateron赤軸45g不明4.0mmリニア
メカニカルGateronクリア軸35g不明4.0mmリニア
メカニカルGateron黒軸60g不明4.0mmリニア
メカニカル光学Gateron青軸 オプティカル55g2.3mm4.0mmクリッキー
メカニカル光学Gateron茶軸 オプティカル55g2.0mm4.0mmタクタイル
メカニカル光学Gateron白軸 オプティカル35g2.0mm4.0mmリニア
メカニカル光学Gateron赤軸 オプティカル45g2.0mm4.0mmリニア
メカニカル光学Gateron黒軸 オプティカル60g2.0mm4.0mmリニア
メカニカル光学Gateron銀軸 オプティカル45g1.0mm3.2mmリニア
メカニカル光学Gateron黃軸 オプティカル35g1.0mm3.2mmリニア
メカニカルKailh白軸45~55g1.8mm3.6mmクリッキー
メカニカルKailh茶軸45~60g1.8mm3.6mmタクタイル
メカニカルKailhBurnt Orange70~60g1.8mm3.6mmタクタイル
メカニカルKailh赤軸45g1.8mm3.6mmリニア
メカニカルKailh黒軸60g1.8mm3.6mmリニア
メカニカルKailhDark Yellow70g1.8mm3.6mmリニア
メカニカルKailhRed Pro35g1.8mm3.6mmリニア
メカニカルRazerグリーン軸50g1.9mm4.0mmクリッキー
メカニカルRazerオレンジ軸45g1.9mm4.0mmタクタイル
メカニカルRazerイエロー軸45g1.2mm3.5mmリニア(スピード)
メカニカル光学Razerクリッキーオプティカル45g1.5mm不明クリッキー(スピード)
メカニカル光学Razerリニアオプティカル40g1.0mm不明リニア(スピード)
メカニカルCorsairOPTスイッチ不明1.0mm不明リニア(スピード)
メカニカル光学CorsairCorsair OPX不明1.0mm不明リニア(スピード)
メカニカルLogicoolGX青軸50~60g2.0mm4.0mmクリッキー
メカニカルLogicoolGX BROWN50~60g1.9mm4.0mmクリッキー
メカニカルLogicoolGX RED45~50g1.9mm4.0mmリニア
メカニカルLogicoolROMER-G タクタイル45~50g1.5mm3.2mmタクタイル
メカニカルLogicoolROMER-G リニア45g1.5mm3.2mmリニア
メカニカルLogicoolGLクリッキー50~60g1.9mm4.0mm低背クリッキー
メカニカルLogicoolGLタクタイル45~50g1.5mm3.2mm低背タクタイル
メカニカルLogicoolGLリニア45g1.5mm3.2mm低背リニア
メカニカル静電容量VARMILOグリーン軸50g不明4.0mmクリッキー
メカニカル静電容量VARMILOローズ軸55g2.0mm4.0mmリニア
メカニカル静電容量VARMILO桜軸45g2.0mm4.0mmリニア
メカニカル静電容量VARMILOオレンジ軸38g2.0mm4.0mmリニア
メカニカル静電容量VARMILOデイジー軸35g2.0mm4.0mmリニア
メカニカルROCCATTitanメカニカル(タクタイル)45g1.8mm3.6mmタクタイル
メカニカルROCCATTitanメカニカル(リニア)45g1.4mm3.6mmリニア
メカニカル光学ROCCATTitan optical(タクタイル)45g1.8mm3.6mmタクタイル
メカニカル光学ROCCATTitan optical(リニア)45g1.4mm2.8mmリニア
メカニカルOutemu青軸60g2.0mm不明クリッキー
メカニカルOutemu茶軸60g2.0mm不明タクタイル
メカニカルOutemu紫軸65g2.0mm不明タクタイル
メカニカルOutemu赤軸60g2.0mm不明リニア
メカニカルOutemu黒軸80g1.5mm不明リニア

 

VARMILOのメカニカル静電容量も含め40個以上のキースイッチを記載してありますが、これでもまだほんの一部です。

それぞれのメーカーにも情報の少ないキースイッチがあったり、Cherry MX互換の「OUTEMU」とかもあるので、キースイッチはこれで全部ではありません。

※2021年6月27日 OUTEMU キースイッチ5種を追加しました。

 

まとめ

メカニカルキーボードの、キースイッチの一覧表を作りました。

 

個人的に抑えておきたいポイントは以下4点

  • 押下圧
  • アクチュエーションポイント
  • キーストローク
  • タクタイルフィーリング(クリック感)

 

個人的に今一番気になっているキースイッチは、「VARMILO メカニカル静電容量」。

今後、静電容量無接点方式についてもまとめていきたいですねー。

 

 

コメント

  1. […] […]

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