【HSE?HSS型?】HSPの4タイプ。それぞれの特徴や共通点とは。

「繊細さん」や「超気にしい」とも呼ばれるHSP。

1991年にアーロン博士が研究を始めてから、約30年。日本でも書籍やテレビなどでよく見かけるようになりましたね。かくいう私も、自身のHSP気質を知ったのは半年ほど前のことです。

世間でも認知が進んできたHSPですが、大きく4つのタイプに分けられることはご存知でしたか?

今回はHSPの4タイプ。「HSP」「HSE」「HSS型HSP」「HSS型HSE」について見ていきましょう。

HSPの4タイプ

内向的な「HSP」

HSPの中で最も数が多く典型的なのは、内向的な「HSP」です。

内向的とは興味や関心が、自分の内面に向きやすいということ。HSPは「自己完結型」の人間であるともいわれます。自分なりに課題や原因を考え、解決に向かって着実に取り組むことに向いているのです。

派手さは無いかもしれませんが、物事をコツコツと自分のペースで継続していけることはHSPの強みです。

反面人間関係では、相手の事情を考えすぎるなど、苦手意識をもちやすい傾向があります。

 

外向的な「HSE」

内向的な面を特徴とするHSPですが、外向的、つまり「人との関わり」を重視する人も少なくありません。

そのように外向的なHSPは「HSE」と呼ばれ、HSP全体の中でも3割ほど存在するといわれています。

インターネット上では「外向的」と「外交的」、2通りの表記があります。HSP研究の第一人者であるアーロン博士のサイトでは、「外向的」という表記です。私もこちらの表記を使っていきます。

興味・関心が自分の内面に向きやすいのが「内向的」。対して外部、人間関係や社会の中での自分の立場・役割などに意識が向きやすい場合を「外向的」といいます。「誰かの役に立ちたい」、「社会に貢献したい」という思いが人一倍強いことも特徴ですね。

大半のHSEは、後述するHSS型の特徴を併せもつといわれています(筆者は非HSS型のHSE)。

 

刺激を求めるが内向的な「HSS型HSP」

変化や刺激を好み、自らその状況に飛び込んでいくのが「刺激追求型」とも呼ばれる「HSS型HSP」です。

HSPには、刺激に敏感で疲れやすいという特徴があります。だからこそ静かで安定した環境を求める方が多いのです。それは刺激に対してネガティブだということ。

HSS型HSPは、刺激に対してポジティブな反応を示します。新しいこと、知らないこと、変化や刺激にワクワクや楽しみを見出せるのです。

刺激を求めて、外出したり、新しいことを始めたり。傍目から見ると、かなり人生を楽しめているように感じます。ただし注意しなければいけないのは、DOESの特徴もしっかりもっているということ。共感力の高さや思考の深さ、刺激への感受性の高さなどは非HSS型と変わらずもち合わせているのです。また内向的なので、誰かと一緒よりも自分一人で行動することを好みますね。

HSS型HSPを例える言葉として、「裸で前線に突っ込んでいく」という表現を見かけます。しかもイヤイヤじゃなくて楽しそうに突っ込んでいくんですよね。特徴をよく表した例えだと思います。

 

刺激を求める外向的な「HSS型HSE」

前述の「HSE」が「HSS型」の特徴を併せもったのが「HSS型HSE」です。

HSEの多くは、HSS型の特徴をもっているといわれています。

私個人が勝手に思っているだけですが、自分でブログやサービスを立ち上げたり、SNSで情報を発信したりしているHSPさんは多くがこのタイプだという印象です。その人に対してコメントをしたり相談したりしている方もHSS型の方が多い印象ですね。

そもそもHSPって内向的ですし、気質を考えると情報を発信したり、相談したりすることが苦手です。メールやSNSのコメント、返信一つとっても、受け手のことを考えて何度も書き直して、結局送れないということもよくありますよね。

HSS型のすごいところは、その苦手を上回って刺激や変化に飛び込んでいける点です。

 

1つ、私がよく活用させていただいているサイトを紹介します。

HSPアドバイザーのRyotaさんが運営しているサイトです。メルマガやYouTube、インスタ、ラジオなど、様々な媒体でHSPについて発信していらっしゃいます。

HSPやHSE、HSS型のセルフチェックも行えますし、実生活に役立つ具体的な知識を身につけられます。HSPの刺激への敏感さに考慮して、刺激の少ない構成を心掛けていらっしゃるのも安心できるポイントです。

 

 

 

HSPの共通点

HSPについてテレビなどのメディアが伝えるイメージだと、内向的な「HSP」を思い浮かべる方がほとんどだと思います。

外向的だったり、刺激を追及したり。HSEやHSS型の特徴は、一般的なHSPからかけ離れているものですよね。その特徴を見ると「じゃあもうHSPって何なのさ」と思うかもしれません。

そこで大切なのがDOESという4つの特徴なのです(DOESについて、詳しくは私の過去記事もご参照下さい)。

 

HSPは4つのタイプに分けられますが、どのタイプにも共通しているのはDOESの特徴があるということ。思考の深さ、刺激への感受性からくる疲れやすさ、共感力の高さ、五感の敏感さ。

もちろん一人ひとり、程度や感じ方には違いがあります。それは人間なので当然のこと。

しかし外向的であろうと、刺激に対してポジティブであろうと、DOESの特徴からくる影響(相手の事情を考えすぎる、刺激に敏感で疲れやすいなど)を考えれば、HSPという気質を考慮した上で、その人(自分自身)をとらえていけますよね。

 

 

まとめ

今回の記事のまとめです。

 

・HSPは4つのタイプに分けられる。

・内向的な「HSP

・外向的な「HSE

・刺激追求型で内向的な「HSS型HSP

・刺激追求型で外向的な「HSS型HSE

・どのタイプもDOESの特徴がある。

 

大切なのは、自分自身の人生をより良くしていくためにどうするか。

そのためには、正しい知識をもつこと、「知ろうとすること」です。

私は自分自身や大切な人を傷つけて、周りの多くを巻き込んで、ようやくそれに気付きました。知識の伝播・拡散にこだわるのもそれが理由です。

 

あなたやあなたの大切な人が、より楽しく、より幸せな人生を歩んでいきますように。

コメント

タイトルとURLをコピーしました