【固定観念】人生の鍵は「無意識の認知」【自動思考】

ここ半年ほどは「無意識を意識する」が、私が物事を考えるときのテーマです。

 

仕事でもプライベートでも、特に気にも留めず行っていることって意外とたくさんあります。

「無意識に行っている」=「無自覚」と言い換えられますが、それ自体は良い悪いで語られるものではありません。

 

「仕事」に関する悩みや、不安解決に向けた「リフレーミング」など…色々勉強するうちに考えたことを、ちょっと綴っていこうかな、と思います。

 

 

「考えたこともなかった」は何故起きる?

人に指摘されて初めて、「考えたこともなかった」と気付く。

無自覚の行動や思考って、考えてみるとたくさんあります。

 

無自覚な行動、それ自体は悪いことじゃありません。

人は選択肢が多いと、その分考えたり悩んだりしてエネルギーを消費します。

だから考える必要のないことは考えず済むようにできているんですね。

 

それが「慣れ」とか「習慣」とよばれるものです。

無意識を認知する、というのは「考えなくてもいいことを改めて考える」行為で、一見するととても効率の悪い行動です。

 

慣れや習慣は効率化のために、無駄なエネルギーを消費しないために必要な側面もあるでしょう。

しかし「ルールだからやる」「言われたことだけやる」というのは思考停止で、成長の妨げになります。

 

特に昔ながらの日本の義務教育や会社の構造は、効率を重視した「画一的な正解」を求める傾向が強いです。「1+1=□」という出題形式はまさにそうですよね。

 

画一的な正解は効率的な一方で、応用が効きません。

「1つの会社で全く同じ仕事を一生続ける」のであれば、思考停止でひたすら働く意味もあるでしょう。ですが現実的にそんなことはあり得ませんよね。

 

特に現代は価値観などが多様化し、人生は総合力勝負、応用力がどれだけあるかにかかっていると感じます。

 

無駄なく、効率よく生きていくために「無自覚」が存在する。

無自覚が行き過ぎると思考停止に陥り、応用力が育たない。

 

昨今の教育改革や働き方改革は、そのような問題を解決しようとするところに本質があるのではないでしょうか。

そもそも「仕事」って何?

あなたにとって「仕事」とは何でしょうか。

 

「働かないと生きていけない」と思って、ボロボロになっても頑張り続ける人は大勢います。

しかしそこで考えてほしいのは、「擦り切れてしまった結果どうなるか?」「健康を害することで一番被害を被るのは誰なのか?」という点です。

 

仕事は、人生を幸せにする手段に過ぎません。ただのツールです

 

実際にボロボロになっているときは、そう考えることすらできないし、自分が傷ついていることにすら気付けませんけどね…。

 

だから大切なのは「気付かせてくれる他人」なのです。

それは家族だったり、友人だったり、恋人だったり、伴侶だったり、色々なパターンがあるでしょう。病院に行くというのも専門家の力を頼れるので、とても良いです。

 

とにかく「人に頼る」「相談する」という技術を身に付けましょう。

「なかなか相談できない…」という人こそ体や精神を壊してしまうので、もうこの「相談する」というのは「1つの技術だ」と割り切って取り組みましょう。

仕事をしていく上で、技術って意識的に学ぼうとしますよね。

相談の仕方、自分の状態の見極め方なども、勉強して身に付ける「技術」です。そう割り切ってしまえば取り組みやすいですよね。

常識を疑う、「当たり前」を疑う

人に指摘されて「考えたこともなかった」と気付くことは山ほどあるし、「そんなことにも気付かないなんて」と自分を責めることもあるでしょう。

他人から「そんなの常識だろ」「やって当たり前」なんて言われて傷付くことも多々あります。

 

しかしその「常識」「当たり前」って何でしょう。

 

人との関係で悩むのは、「自動思考」や固定観念があるからです。

ただ疑問を投げかけられただけなのに、「なんでそんなやり方してるんだ」と責められているように感じてしまう。

相手の行動に対して「自分のことが嫌いだから嫌がらせしているんだ」と歪んで解釈してしまう。

このような「事実に基づかない思考を行うクセ」は「自動思考」とよばれます。

 

他にも「こうすべき」「しなければならない」という完璧主義も、自動思考です。

悩みを抱える人の多くは完璧主義です。「できないならやらない方がマシ」と思ってしまいませんか?

0か1かで考えてしまう、完璧主義だと自分に満足することは一生訪れません

0.1でも0.01でも「やらないよりマシ」と思って継続する方が、よっぽど自己肯定につながります

 

多くの「常識」「当たり前」はその人個人の自動思考や、固定観念です。

一般論を振りかざして相手を変えようとするのは、他者の価値観を認められず、自分の固定観念の中で生きている証拠。

もし傷付くような発言を受けたら「あなたにとってはそうなのね」と受け流すこと。

この「あなたにとっては」と受け流す考え方は、覚えておくと役に立ちますよ。

 

まとめ

私は固定観念、自動思考の塊でした。

 

それに気付けたのは、自分の「HSP」という気質に気付けたから。

HSPだからどうというわけではありませんが、そこを足がかりに勉強を続けています。

特に大きかったのは「完璧を目指さなくて良い」「嫌いな人は嫌いなままでいい」などの考え方ですね。

 

転職で時間的・精神的な余裕ができたという点も大きいです。

余裕がないと執着が強くなり、「気付いていないことに気付けない」状態から脱することは難しかったでしょう。

 

気付いてさえいれば、改善しようと思うことができます

 

効率重視の世の中から、総合力勝負、応用力勝負の世の中になってきている。

だからこそ、「無意識を認知する」「常識を疑う」。そんな姿勢が求められると感じます。

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