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「エッセンシャル思考と勇気を身につけたHSPは最強」って話です。
『エッセンシャル思考』を読んで
『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』の中に、こんな文章がありました。
立ち止まる時間こそが、生産性を高めるための特効薬だ。
~中略~
エッセンシャル思考の人は、なるべく時間をかけて調査・検討し、意見を交わし、じっくりと考える。そうすることで初めて、本当に重要なものを見極めることが可能になるのだ。
著:グレッグ・マキューン 翻訳:高橋璃子、『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』、かんき出版、2014
これを読んで、私は「物事を深く処理するHSPは、エッセンシャル思考を地で行く素質があるのでは」と考えたわけです。
《HSPの「DOES」:4つの特性》
- Depth of processing:思考を深く処理する
- Overstimulation:刺激に敏感で疲れやすい
- Empathy and emotional responsiveness:共感しやすく、人の気持ちに振り回されやすい
- Sensitivity to subtleties:あらゆる感覚がするどい
感覚のするどさから些細なことにも気付きやすく、深く考えるHSPは、物ごとの本質を見極める素質があるといえますよね。
逆にネックになるのは、敏感で疲れやすく、他人の目を気にしすぎる点です。
「DOES」特性の強いHSPは、非エッセンシャル思考に陥るデメリットも同時に持ち合わせています。
- 不安を感じやすい
- 決断力に欠ける
- 気を使いすぎる
私もデメリットとして日常的に感じる部分ですね。
『嫌われる勇気』を読んで
『嫌われる勇気』と、続く『幸せになる勇気』。
これらはHSPが「他人の目を気にしすぎる点」を克服するために、ぜひ読んでもらいたい本です。
強度HSPで超内向的な私。漠然とした不安や他人の目を気にしすぎるといったマイナス面を克服するために、本や動画でいろいろと学びを深めてきました。
その中でも特に衝撃的だったのが
「アドラー心理学」の「目的論」です。
「目的論」とは、一般的に考えがちな「こうだからこうなった、だからできない=原因論」を否定する概念です。
端的にいってしまえば「変われないのではなく、”変わりたくない”、変わろうとしていないだけだ」とする考え方。
また本文中に登場する”三角柱による例え話”=「これからどうするか」も、HSPが抱きがちな不安・悩みを解決していくためにとても役立つ視点です。
『エッセンシャル思考』×『嫌われる勇気』
エッセンシャル思考の「より少なく、しかしより良く」という考え方は、ストイックなHSPに非常にマッチする姿勢だと思っています。
ですがDOESがもたらすのは、「些細な情報から本質を深く考え、見極める」というメリットばかりではありません。「敏感すぎて他人を気にしすぎる」…デメリットもあわせ持つ、諸刃の剣なのです。
HSPの強みを伸ばしてくれるのが
『エッセンシャル思考』。
DOESの弱みを克服させてくれるのが
『嫌われる勇気』でありアドラー心理学。
非HSPの同僚や上司は「考えすぎだ」、「哲学なんて役に立たない」というかもしれません。しかし私にとっては、その考え方こそ逆なのです。
HSPは先天的な気質であり、DOESも一生つき合って行く特性である―。
つまり、私たちは常に「考え続ける」必要があるのです。非HSPと比べて、より深く、より多くのことを。
だからこそ、不安や悩みに押しつぶされないような考え方、その根拠となる知識を身につけていく必要がある。
そのために必要な武器が人生観であり、哲学なのです。
まとめ
以上、「エッセンシャル思考と勇気を身につけたHSPは最強」って話でした。
- HSPのDOESは諸刃の剣。
- 『エッセンシャル思考』は「より少なく、しかしより良く」。
- 『嫌われる勇気』は「目的論」、「これからどうするか」。
- 2つのあわせ技で弱みを強みに。
知識は武器です。
優しいあなたなら、
その武器を正しく使えるはず。
さて、私も読書に戻りましょう。
書いている間にも、読みたい本がどんどん増えていく。
これは非エッセンシャル思考ですかね…。
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